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2024-08-23

ネットの情報は一生残ります(連絡不通になったお客様の実例)

今回は、ご連絡が取れなくなったお客様で、最終的にお客様のお子様のいじめと転校、そして家族の崩壊に繋がってしまった非常に悲しい実際の出来事についてお伝えしたいと思います。
そのお客様(A様)は、継続的にCoolPayをご利用を頂ておりましたが、最終的に当社への支払期日にお支払いが無く、ご連絡も一切取れなってしまいました。
当社としてはやむを得ず、請求先様(B社)へ直接ご連絡しましたところ、当社がA様より買取りましたB社宛の請求書は存在せず、既にB社とA様との仕事関係は数か月前に終了しているということでした。また、B社へは当社のようなファクタリング会社数社からも同様の連絡がきているとのこと。
A様は「無い請求書」を当社に譲渡して、当社から資金を横領したことになりますので、これは明らかな詐欺行為です。ただ、当社としてはまずはA様と話し合いを持ちたかったですし、正直なところ、安否が非常に気になりました。
そこで、「●●(A様のお名前)」や「詐欺行為」関連等のキーワードでネット検索しましたところ、A様が免許証を持って写っているご自身の写真、そしてA様が他人からお金を借りて逃げているというような情報サイトが多数散見され非常に驚き、また愕然といたしました。
その後、A様の緊急連絡先の奥様へお電話しましたところ、やはりA様は2週間程度前から突如自宅に戻ってこなくなり、一切連絡不通状態で離婚すらできないとのこと。そして当社が聞いて何よりも一番苦しかったのが、A様のお子様が学校の他の生徒に上記の情報サイトのことで、からかわれ学校中の生徒からいじめられて、学校に行けなくなり、もはやどうしようもない為、引っ越しおよび転校することになったとのことでした。
昨今は、ネットで住所等でも検索できますので、今回はそれによって、まったく無関係のお子様までいじめの被害者となってしまった最悪のケースです。
「デジタルタトゥー」と呼ばれるように、ネット上の個人情報は、一生涯のレピュテーション(評判)リスクとなります。
現代は、完全なるネット情報社会ですので、あらゆるサービス提供各社や個人は、信用調査の一環としてネットで相手の与信チェックをすることは当たり前となっています。
そして、友人知人、親戚、家族やお子さんが、上記のような情報を目にしたらどうなるでしょうか?
取り返しのつかないこととなりますので、このような犯罪行為には絶対に手を染めないようにしましょう。