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2022-01-03

ファクタリング会社の本音「債権譲渡通知なんて送付したくないんです」

ファクタリングを利用されているお客様には、契約締結時に決められた支払期日にお支払いいただきますが、極一部のお客様におかれましては、支払期日になって急に電話に応答されなくなり、メールにも一切返信頂けなくなる場合があります。

 

様々な事情があるようで、例えば、携帯電話が壊れたり(?)、体調が本当に悪いようなことで数日後にご連絡を頂くケースもございますし、連絡が取れないため、仕方なくお客様のご住所までお伺いした際に、そのような理由を聞かされることもございます。

 

然しながら、連絡に出なくなる理由は、ほとんどの場合、売掛先企業から当社に戻すべき資金を使い込んでしまい、非常に後ろめたい気持ちや、逃げるようとするためにこのような行動をされるようです。

 

これは、完全な契約違反で、いわゆる「資金の横領」に当たります。

 

ですが、そのような場合でも、電話やメールに一切でないのは、より状況が悪くなるだけですので、絶対にやめましょう。

 

もしお客様と連絡が取れなくなった場合、まず最初に当社のようなファクタリング会社が行うことは、売掛先企業へ、債権譲渡通知書を発送して、お客様へ支払いがされたか否かを確認することとなります。

 

そうなると、お客様の取引先である売掛先企業に、お客様が請求書を売却したことが明るみになりますし、多くの場合、売掛先企業からお客様に対する信用が失墜してしまうこととなります。

 

そして、ファクタリング会社の本音(少なくとも当社の場合)ですが、お客様の売掛先企業にとっては、全く見ず知らずの当社が、お客様と売掛先企業の間に急に割り込んで、売掛債権に関する交渉などしたくないですし、お客様の取引関係を破綻させる要因は作りたくないんです。何よりも、やらなければいけない余計な作業や手間が増えますし。。

 

従って、当社のようなファクタリングサービスを利用される際は、第一に、あらかじめ資金繰りの計画を作しっかり練ってから、本当に前倒しで資金が必要な場合にご利用をご検討ください。そして、万が一、何か気まずい(?)ことがあったとしても、電話にでなかったり逃げるような行動は絶対にやめてください。まずはお客様との話し合いで何とか解決策を見つけたいのが本音ですから。。